営業時間・地図等

  <足袋とくらしの博物館>

2005年10月8日オープン!
ぜひお越し下さい。


●所在地  361-0073 埼玉県行田市行田1−2
●電話番号 090-8726-4962
●開館日  土曜・日曜・祝日
●開館時間 午前10時〜午後3時
●入館料  200円(小学生は100円)
●交通機関
秩父鉄道羽生線行田市駅下車徒歩5分
JR高崎線吹上駅下車 朝日バス 
・前谷ものつくり大学経由行田車庫行き 
 商工センター前下車徒歩1分
・佐間経由行田車庫行き 
 新町1丁目下車徒歩3分

*10名以上の団体で事前に予約を頂ければ、
上記の開館日・開館時間以外でも見学可能です。

 イベント案内

今後のイベントや予定は、「ぎょうだ足袋蔵ネットワーク」のページにある「予定表」でチェック出来ます。
ぜひ予定をチェックして、イベントに参加して下さい!
 

 牧野本店の概要と歴史的価値
 ● はじめに
牧野本店は、行田市商工センターの東側、北谷通りに面した行田市行田1−2に位置しています。牧野本店には、明治〜大正期に建設された住居兼店舗(店蔵)、工場、土蔵(3棟が現存)など、戦前の典型的な行田の中規模足袋商店の様子を今に伝える貴重な建物群が保存状態良くまとまって残されており、行田の足袋産業の歴史・伝統・文化を象徴する存在と言えます。

 ● 牧野本店の沿革
牧野本店は、明治維新後の明治7年に武士から足袋商人に転身して成功を収め、明治32年以降4棟の土蔵(足袋蔵)を建設するなど、商売を拡大して行き、大正時代中頃に白足袋の製造も手掛けるようになりました。
そして大正時代後半には、木造洋風建築の工場(大正11年8月10日棟上、施工は現在の関口工務店の先代の関口由三郎)を建設、電動ミシンを導入して設備の近代化を図りました(ほぼ同時期に工場西隣の土蔵も建設しています)。
さらに少し遅れて、現在の店舗兼主屋の建設に着手しました(大正13年頃建設)。この木造二階建ての店蔵は、行田市内に現存する5棟の店蔵の中で最も保存状態の良い、大正期の行田を代表する建物で、間口4間、奥行き3間の総欅造り(欅は深谷産、隣の愛宕社境内で木挽きされた)の帳場や、盗難除けの「おろし戸」など往時の姿を良く留めています。
その後昭和初期の足袋産業全盛の時代には、工場を現在の様に2階建てに建て増して(「御神楽」と牧野氏は呼んでいます。柱を見ると2階を継ぎたした様子がよくわかります)生産を拡大、「力弥たび」の商標で足袋の製造・販売を行ってきました。
しかしながら、足袋産業の衰退、従業員の高齢化、後継者不在といった悪条件が重なり、
平成17年4月をもって牧野本店は閉店してしまいました。

 ● 建物の現状と今後
現状で各建物共に若干の老朽化は見られるものの、早急に修理等を要する部分は見られず。良好な保存状態と言えます。
しかしながら所有者の牧野弥蔵氏は、閉店により遊休化した工場とその西側の土蔵の取り壊して駐車場にすることを検討され、工場内にあるミシンの一部を売却されました。
このため、NPO法人「行田足袋蔵ネットワーク」では牧野氏に解体を思い留まるよう要請するとともに、足袋の博物館として活用したい旨をお願いしました。牧野氏は私たちNPOの要請を快く了解され、工場と土蔵1棟の使用をご許可くださいました。
そこでNPOでは埼玉県のNPO活動本格化支援助成(ステップアップ事業)を受けて「足袋とくらしの博物館」開設を現在進めています。

 ● 牧野本店の評価
牧野本店の建物群については、行田市教育委員会が早くから貴重な文化財であると認識していて、昭和63年度以降幾度か調査が行われ、平成11年度には店蔵と工場について建物の平面図・立面図の作成が行なわれています。さらにその結果を踏まえて、登録文化財として建物を保存・活用するよう牧野氏に打診がされています。
埼玉県教育委員会でも、平成8年刊行の「埼玉県の近代化遺産」に、行田を代表する足袋産業関連の近代化遺産として、牧野本店の概要を掲載しています。さらに平成15年刊行の「近代遺跡基礎データ集」にも近代遺跡として行田市分のTOPに掲載されています。
埼玉県建築士事務所協会も近年刊行の「さいたま25周年記念号」に“わが町の残しておきたいもの”として牧野本店を北埼支部が選定・紹介しています。また、埼玉建築士会の行田分会でも平成15年度に牧野本店を調査し、保存すべき貴重な建物だと評価しています。
マスコミ等でも、平成16年6月18日付で朝日新聞の連載「彩影 ふるさとの建築」で“「足袋で栄えた行田」。それを物語る生きた見本である”と紹介されたほか、今年8月発行の最新の「るるぶ」埼玉版で牧野本店が紹介されています。
 また、今年4月10日に行われた「ぎょうだ蔵めぐりスタンプラリー2005」で建物内部が公開された際には、その建築の素晴らしさが評判になるとともに、保存すべきとの声が見学者からあがっていました。
 このように牧野本店の建物群は、多くの専門家や市民から貴重で保存すべき建物としてその価値が広く認められており、なおかつ行田の足袋産業の歴史・伝統・文化が凝縮された良い状態でまとまって残されている非常に稀有な建物群と言えます。
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